こんにちは!岡山県も全国的にもコロナウイルスによる感染が止まらなくなっていますね。インフルエンザはまだ今年は聞きませんが、今年はコロナウイルスによって学級閉鎖・・などがあるんでしょうか・・。
マスクは当たり前になってきているし、換気は寒いけど頑張りたいですね!
さて、今日は最近行きましたコーキング(シーリング)の撤去と打ち替えをしている倉敷の現場をご紹介します。

こちらの住宅はサイディングの外壁です。サイディングやALCパネルの外壁にはコーキング(シーリング)という目地が必ずあります。表に出ている目地がほとんどですが、ボードで隠れているものもあります。なぜサイディングやALCのようなボードの外壁には目地があるのかといいますと、建物は動きます。地震のような大きな揺れでなくても、車やトラック、電車などからの揺れや、風でも日々動いています。

外からの要因の他にも、木で家ができているから動きます。逆に動かないと木が折れてしまうから、動くように設計されているんです。しかも、木は乾燥したり湿気を含むので伸び縮みします。こんなにたくさん建物が動く理由があります。なので、外壁も動くようにしていないと割れてしまうんです。そこで、外壁に目地がある訳なんです。

赤色のまるで囲っているところが目地です。コーキングが打ってあります。外壁の割れを防ぐためなら、鉄骨の橋のように、隙間を開けておけばいいわけですが、雨漏りしてしまうといけないので、コーキングで埋めているんです。コーキングはゴムのように伸縮性があるので、建物の揺れを吸収でき、外壁が割れるのを防いでくれます。ただ、このコーキングは劣化します。時間と共に劣化するのはもちろん、紫外線に弱く、日がよく当たるところほど、劣化が激しいです。こちらの住宅は、コーキングが切れ切れになる程の劣化は見られませんでしたが、このコーキングの切れによって雨漏りすることは多くあります。屋根の雨漏りより、外壁からの雨漏りの方が多いくらいです。

コーキングがひび割れています。これを放置してしまうと、切れが広がり、断裂してしまうこともあります。